Perplexityの検索演算子とプロンプト
Perplexityは回答を書く前に検索します。良いプロンプトには、何を読むかを決めることと、それをどう扱うかを伝えることの2つの役割があります。演算子は前半を担いますが、多くの人が使っていません。
回答を書く検索エンジン
多くのプロンプトのコツは、モデルがすでに知っていることから答える前提です。Perplexityは違います。検索し、見つかった資料を読み、出典付きの回答を書きます。この違いによって、良いプロンプトの形も変わります。アシスタントに作業を説明するだけでなく、どの資料を見つけるべきか、そしてそれをどう扱うかを伝えます。
つまり、良いPerplexityのプロンプトは、検索部分(読む資料を決める語と演算子)と、指示部分(資料をどう扱うか)でできています。うまくいかないプロンプトの多くには、後半しかありません。
覚えておきたい検索演算子
Perplexityでは、いくつかの従来の検索演算子が資料の検索に反映されます。質問のどこに入れてもよく、読む資料を手早く調整する方法です。
site:— 検索対象を1つのドメインに絞ります。site:nih.gov、site:arxiv.org、site:gov.ukなどです。「一次資料だけ」を短く指定できる、特に役立つ演算子です。-site:— ドメインを除外します。特定の話題で検索結果を占めるまとめサイトや、独立した記事を探す際の競合企業のブログを外すのに役立ちます。filetype:— ファイル形式を絞ります。特に便利なのはfiletype:pdfです。報告書、論文、提出書類はPDFで公開されることが多く、それらを要約したブログ記事と分けられます。after:とbefore:— 期間を指定します。after:2024を使えば、変化の速い話題について、検索順位が高いだけの3年前のページから回答されるのを防げます。inurl:とintitle:— URLやページタイトルに特定の語を含むものを探します。用途は限られますが、ドキュメントや変更履歴を見つけるのに便利です。OR— 大文字で書き、検索範囲を意図的に広げます。"semaglutide" OR "tirzepatide"なら、どちらの名称で書かれた関連資料も探せます。
対象をPerplexityにすると、キーの上に8つのショートカットが表示されます。site:、-site:、filetype:pdf、after:、before:、inurl:、intitle:、ORです。すべてを覚える必要がないよう、1タップで入力できます。
話題ではなく、質問を組み立てる
話題だけを伝えると、百科事典のような説明になります。質問をすれば、答えが返ります。違いを生むのは、たいていひと節です。その回答を何の判断に使うのか、すでに知っていて繰り返す必要がないことは何かを伝えましょう。
断続的断食の研究
2024年以降に発表された、断続的断食と代謝の健康に関する査読済み研究を要約してください。システマティックレビューとメタ分析を優先し、すべてに出典を付け、結果が食い違う点を明示してください。filetype:pdf after:2024 site:nih.gov
この書き直しで特に効果があるのは、期間の指定、議論の判断材料となる種類の証拠を優先する指定、そして不一致を丸めず明示する指示の3つです。最後の指示は忘れられがちですが、単なる要約を調査に変える大切な要素です。
何があれば回答が変わるかを聞く
AI検索ツールは、流暢な文章と多くの出典で、実際には存在しない合意があるように答えることがあります。次の2つの指示が対策になります。本格的に調べるときは、どちらも質問に加える価値があります。
- 「資料間で意見が分かれる場合は、そのことを示し、どの資料がどちらの立場かを明記してください。」
- 「証拠が乏しい、または大半が1つのグループによるものなら、自信を持って答えるのではなく、その状況を伝えてください。」
実際に合意がある場合も邪魔にはならず、合意がない場合には役立ちます。
プロンプトを長くするより、追加質問を使う
Perplexityは会話の流れを保つので、2つ目の質問からさらに価値が生まれます。巨大なプロンプトを1つ書くより、焦点を絞って尋ね、引用元を見てから弱い部分を掘り下げましょう。「2つ目の出典はプレスリリースなので、同じ結果について独立した報道を探して」「英国に限定して」などです。検索結果がまだわからない段階で長い指示を書くより、小さな修正を重ねるほうが検索をうまく導けます。
回答だけでなく、引用元を読む
各主張には番号付きの出典が付いています。重要な内容なら、1〜2件は開いて確認する習慣を付けましょう。特に日付が大切です。正しく引用されていても、何年も前の情報かもしれません。文章が整っているため最新に見えてしまう問題を防ぐために、after:があります。
演算子を1タップで
Prompt AI Keyboardで対象をPerplexityにすると、このページの8つの演算子がキーの上に並びます。タップで挿入し、その後にドメインを入力できます。「改善」をタップすれば、入力中の場所で、大まかな質問を調査向けのプロンプトに整えます。
よくある質問
Perplexityで使える検索演算子は?
従来の検索演算子が資料の検索にも使えます。site:と-site:でドメインを指定・除外し、filetype:(特にfiletype:pdf)で文書形式を絞り、after:とbefore:で期間を指定します。inurl:とintitle:はURLやタイトルに含める語を指定し、大文字のORは検索範囲を意図的に広げます。
PerplexityとChatGPTでは伝え方がどう違いますか?
Perplexityは回答を書く前に検索します。そのため、良いプロンプトの半分は、どの資料を見つけるかを決める部分です。そこに演算子を使います。残りの半分で、資料をどう扱うかを伝えます。作業だけを頼んで検索を調整しないと、最も役立つ指定を使い逃します。
Perplexityが弱い根拠から断言するのを防ぐには?
after:で期間を絞り、site:とfiletype:pdfで一次資料を優先します。そのうえで、2つの指示を加えます。資料間で意見が分かれる点と、それぞれの立場を示すこと。証拠が乏しい場合は断言せず、その旨を伝えることです。最後に出典を1〜2件開き、特に日付を確認しましょう。