Claudeプロンプトガイド
Claudeはプロンプトを丁寧に読むので、こちらも丁寧に書く価値があります。指示を整理し、資料を目印で区切り、答える前に検討を求める。この3つが特に効果的です。
基本は同じ
役割、背景、依頼、条件、出力形式。Claudeにも、ほかのモデルと同じくこの5つが必要です。詳しくはプロンプトエンジニアリング完全ガイドで説明しています。ここからは、その5つをそろえた後で、Claudeにどう伝えるかを見ていきます。基本となる考え方は1つです。丁寧に読むモデルには、丁寧に書いて伝えましょう。
言い回しより構成
整理された長いプロンプトは、Claudeを混乱させるどころか、理解を助けます。短さが効果的なモデルもありますが、Claudeには依頼書のような構成が向いています。まず求めること、次に条件、最後に資料です。見出し、番号付きの要件、短い名前付きの節を使えば、それぞれが明確な条件として伝わります。
実際には、3つの条件を1文に詰め込むのをやめるだけでも違います。同じ情報でも、密度の高い1段落より、番号を付けた3行のほうが確実に反映されます。
これをもっとわかりやすく書き直して、仕事向けの文体は残して、長くしないで、あと2段落目がわかりにくいから直して
以下の文章を編集してください。1. 長さを増やさず、わかりやすくしてください。編集後は元の長さ以下にしてください。2. ビジネス向けの文体を保ち、親しみのある口調には変えないでください。3. 特に2段落目に問題があります。書き直す前に、問題点を1行で説明してください。文章:…
資料と指示を分ける
プロンプトがうまく伝わらない最もよくある原因は、依頼と、その対象である文章をモデルが区別できないことです。Claudeは明確な目印を理解します。貼り付ける文章を<draft>…</draft>や<email>…</email>のようなタグで囲めば十分です。指示の中から、名前でその資料を参照できます。
これは、資料内に指示のような文があるときに特に重要です。貼り付けた顧客メールに「添付資料を要約してください」と書かれていても、それは内容として扱う文であって、実行する指示ではありません。タグで囲むことで、その違いが明確になります。
タグを付けると、単なる「ここにある文章」が、名前を持つ資料になります。「<draft>から引用して」「<spec>内は一切変更しないで」のように、プロンプト内の位置に頼らず、名前で指示できます。
考え方を尋ねてから、答えを求める
Claudeは、求められれば問題を順序立てて検討できます。そのひと言を加える価値は、たいていあります。「推奨案を出して」より「まず利点と欠点を挙げてから推奨案を出して」のほうが、明らかに良い提案につながります。結論の前に検討することに加え、どの要素を重く見すぎたかが見えるため、こちらから修正できるからです。
説明が不要なときは、逆の指示も役立ちます。「前置きや理由の説明なしで、1行で答えて」にも従います。
この機能は自分たちで作るべき?既存の製品を買うべき?
私たちはエンジニア4人のチームで、アプリ内検索を自社開発するか、ホスティング型の検索製品を購入するか検討しています。まず、双方の最も有力な理由を3つずつ挙げ、まだ検証していない前提に基づくものには印を付けてください。その後、推奨案を2文で述べ、その判断を変える可能性がある事実を1つ挙げてください。
文体を具体的に指定する
細かなトーンの指定にもよく従うため、自分らしい文章を残したい編集作業にClaudeは向いています。変える点だけでなく、残す点も伝えましょう。「省略表現と文の長さは残し、文法とわかりやすさだけ直して」という依頼も、実際に反映できます。
避けてほしいことも、同じように具体的に伝えます。「最後にまとめの段落を追加しない」「批判をやわらげない」「頼んでいない注意書きを付けない」といった指示が、そのまま通じます。
長い文書は得意分野
長い文書を貼り付け、その内容について焦点を絞って質問するのは、モデルの強みを生かす使い方です。正確さが重要なら、言い換えではなく引用を求めましょう。「根拠にした文を引用して」と頼めば、信じるしかなかった回答を、数秒で確認できるようになります。
やめたい3つの習慣
- 曖昧に頼む。 「もう少し引き締めてもらえますか?」では、目指す結果が伝わりません。「3分の1短く」「副詞を使わずに」「1文に1つの内容」と、具体的に伝えましょう。
- 指示を埋もれさせる。 長い資料を貼り付ける場合は、最後に依頼を置いて、最後に読まれるようにします。冒頭と末尾の両方に書く方法もあります。
- 最初の下書きを完成品にする。 「3つ目は一般論なので、本文の具体例に置き換えて」のような的確な修正を1つ伝えるほうが、プロンプト全体を書き直すより効果的なことが多いです。
思いつきを、Claudeに伝わる形に
対象をClaudeに設定して「改善」をタップ。Prompt AI Keyboardが、大まかな一文を、構成と条件の明確なプロンプトに整えます。入力中のどのアプリでも使えます。
よくある質問
Claudeへのプロンプトはどう構成すればよいですか?
一文にまとめるより、依頼書のように書きましょう。まず依頼、次に番号付きの条件、最後に対象の資料を置きます。Claudeは長くても整理された指示をよく読み取ります。同じ3つの条件でも、密度の高い1段落より、番号付きで3つに分けるほうが確実に反映されます。
Claudeに資料を渡すとき、なぜタグで囲むのですか?
依頼そのものと、依頼の対象を区別するためです。資料を次のような目印で囲むと、
Claudeに先に考えるよう頼むと、回答は良くなりますか?
通常は効果があります。「推奨案を出して」より「利点と欠点を挙げてから推奨案を出して」のほうが良い提案につながります。どの要素を重く見すぎたかもわかるので、修正できます。説明が不要なら「前置きなしで1行で答えて」という指示にも従います。